中古でしたが状態はとても良い
内容は買って読んで下さい
面白いですよ

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
先祖からのメッセージ 名字と日本人 (文春新書 11) 新書 – 1998/11/20
武光 誠
(著)
日本には三十万の名字がある。世界に例のないこの多様さはどこから生じたのか? 身近ながら知られていない、その歴史を解明する
- 本の長さ206ページ
- 言語日本語
- 出版社文藝春秋
- 発売日1998/11/20
- ISBN-104166600117
- ISBN-13978-4166600113
この商品を買った人はこんな商品も買っています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (1998/11/20)
- 発売日 : 1998/11/20
- 言語 : 日本語
- 新書 : 206ページ
- ISBN-10 : 4166600117
- ISBN-13 : 978-4166600113
- Amazon 売れ筋ランキング: - 571,291位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 172位歴史・地理の参考図書・白書 (本)
- - 1,051位社会と文化
- - 1,132位文春新書
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2013年4月13日に日本でレビュー済み
名字の起源や、全ての日本人が名字を名乗った経緯を知りたく、本書を購入しました。
第一章‐「名字の不思議」では、名字の起こりの諸説や由来などを述べ、
第二章‐「武士団と名字の形成」では、名字は鎌倉時代の武家支配によって作られたという武光氏の持論を展開。
第三章‐「名字の全国的普及」では、普及の経緯と、名字の公称と私称を解説。
第四章‐「江戸幕府の苗字・帯刀の制限」では、詐称や家系図の偽造に触れ、
第五章‐「世界の姓氏と明治の戸籍法」では、ヨーロッパ、アジア、イスラム圏の姓氏を解説し、明治の「苗字必称令」に触れる。
第六章‐「先祖探しと名字」では、家系図の作り方を説明しています。
購入目的は果たせたのですが、中世の歴史を絡めた解説には、分かり難い印象を受けました。
自家の系図を作りたい方には、最終章は参考になると思います。
第一章‐「名字の不思議」では、名字の起こりの諸説や由来などを述べ、
第二章‐「武士団と名字の形成」では、名字は鎌倉時代の武家支配によって作られたという武光氏の持論を展開。
第三章‐「名字の全国的普及」では、普及の経緯と、名字の公称と私称を解説。
第四章‐「江戸幕府の苗字・帯刀の制限」では、詐称や家系図の偽造に触れ、
第五章‐「世界の姓氏と明治の戸籍法」では、ヨーロッパ、アジア、イスラム圏の姓氏を解説し、明治の「苗字必称令」に触れる。
第六章‐「先祖探しと名字」では、家系図の作り方を説明しています。
購入目的は果たせたのですが、中世の歴史を絡めた解説には、分かり難い印象を受けました。
自家の系図を作りたい方には、最終章は参考になると思います。
2012年5月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
評価の付け方は人それぞれでしょうけど
内容の前にわかりやすいかどうかで星を入れてます
もうちょっとわかりやすい作りにしてほしいな
専門的なのはわかりますけど
もうちょっと親切であってほしい
簡単な表がもうちょっとあったらページ数減らせそう
内容の前にわかりやすいかどうかで星を入れてます
もうちょっとわかりやすい作りにしてほしいな
専門的なのはわかりますけど
もうちょっと親切であってほしい
簡単な表がもうちょっとあったらページ数減らせそう
2007年10月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
全国に多い名字上位10とか100などが取り沙汰される。本書は名字の全国的普及に中世武士団による波及が述べられ、江戸幕府による苗字・帯刀の制限、更には世界の姓氏と明治の戸籍法の関連にも展開させ、歴史学者としての見識躍如たるものがある。
本書の一般読者の関心にかなうように「先祖探しと名字」を章立てしているところが参考になってよい。誰でもできる先祖探しの方法が述べられている。
【まずは過去帳を】基礎的作業として親族図を作っておく。父ー祖父ー曾祖父ー高祖父…ここまで遡ると130年余り前のことになる。菩提寺で寺院調査をする。そこで過去帳を見せてもらうのが先祖探しの第一歩になる。しかし、これは大変なことで、あるところまでいくと壁にぶつかることになる。
「わが家は江戸時代なかば以降、某村で代々鈴木と名のっており、近在の鈴木某と何らかのかかわりをもつらしい」といったことで満足しなければいけないかもしれない。
【家紋も手がかりに】先祖探しの手がかりとして家紋が、名字より頼りになる場合がある。何らかの都合で名字を変えた家が、元の家紋継承していることがある。家紋の調査によって、自家がいくつかある佐藤家のどの系統か分かる場合がある。
【系図の中の史実をつかむ】確実な文献から把握した系図と、自家の先祖たちの行動を記した年表ができるとよい。それを作る作業で文献を扱う目を養った上で、家蔵の系図に当たりたい。一つの家の歴史を明らかにすることは容易ではないが、子孫のかけがいのない贈り物になるはずである。本書は自家ルーツ探しのてがかりになることが多い。
本書の一般読者の関心にかなうように「先祖探しと名字」を章立てしているところが参考になってよい。誰でもできる先祖探しの方法が述べられている。
【まずは過去帳を】基礎的作業として親族図を作っておく。父ー祖父ー曾祖父ー高祖父…ここまで遡ると130年余り前のことになる。菩提寺で寺院調査をする。そこで過去帳を見せてもらうのが先祖探しの第一歩になる。しかし、これは大変なことで、あるところまでいくと壁にぶつかることになる。
「わが家は江戸時代なかば以降、某村で代々鈴木と名のっており、近在の鈴木某と何らかのかかわりをもつらしい」といったことで満足しなければいけないかもしれない。
【家紋も手がかりに】先祖探しの手がかりとして家紋が、名字より頼りになる場合がある。何らかの都合で名字を変えた家が、元の家紋継承していることがある。家紋の調査によって、自家がいくつかある佐藤家のどの系統か分かる場合がある。
【系図の中の史実をつかむ】確実な文献から把握した系図と、自家の先祖たちの行動を記した年表ができるとよい。それを作る作業で文献を扱う目を養った上で、家蔵の系図に当たりたい。一つの家の歴史を明らかにすることは容易ではないが、子孫のかけがいのない贈り物になるはずである。本書は自家ルーツ探しのてがかりになることが多い。
2011年5月6日に日本でレビュー済み
本書は、日本に29万通り余りある名字について、その誕生や発展、ルーツ
等について、史実やこれまでの研究を参照ながらまとめた本である。
本書の内容としては、「鈴木」「佐藤」「田中」「高橋」「渡辺」といった、
日本で代表的な名字のルーツはもちろん、名字を一族で世襲するように
なったのは平安時代末であること、地方豪族の支配崩壊と日本的家の
成立が名字を作り出したこと、名字の多くは鎌倉時代の武士団の広まり
と深いかかわりをもっていること、名字の80%以上が現在の日本の地名
に由来すること、そして明治時代の法や戸籍整備が現在の名字の体系を
形作ったこと等が書かれている。
そして最後に、自分の名字を使った先祖探しの方法も示されている。
平安、鎌倉、室町時代にまで遡り、歴史的背景を確認しながら、「あいまい
(謎)な部分が多い」、日本の名字というものについて、著者の主張を
展開している。
本書を全体的に見れば、歴史関連の記述が多く、しっかり読み込むには
時間もかかるが、ご自分の名字のルーツを探るという、参照的な使い方
もできる本である。
等について、史実やこれまでの研究を参照ながらまとめた本である。
本書の内容としては、「鈴木」「佐藤」「田中」「高橋」「渡辺」といった、
日本で代表的な名字のルーツはもちろん、名字を一族で世襲するように
なったのは平安時代末であること、地方豪族の支配崩壊と日本的家の
成立が名字を作り出したこと、名字の多くは鎌倉時代の武士団の広まり
と深いかかわりをもっていること、名字の80%以上が現在の日本の地名
に由来すること、そして明治時代の法や戸籍整備が現在の名字の体系を
形作ったこと等が書かれている。
そして最後に、自分の名字を使った先祖探しの方法も示されている。
平安、鎌倉、室町時代にまで遡り、歴史的背景を確認しながら、「あいまい
(謎)な部分が多い」、日本の名字というものについて、著者の主張を
展開している。
本書を全体的に見れば、歴史関連の記述が多く、しっかり読み込むには
時間もかかるが、ご自分の名字のルーツを探るという、参照的な使い方
もできる本である。
2004年11月3日に日本でレビュー済み
20万種類にも及ぶという日本の「名字」。どうしてこんなにたくさんあるのか、また「鈴木」「佐藤」などのありふれた名字から、非常に珍しい名字まで、分布に偏りがあるのはなぜなのか。こうした疑問から議論が始められていきます。
本書の指摘で興味深いのは、「江戸時代までは名字をもっていたのは貴族や武士だけで庶民は名字をもっていなかった」「明治時代になってから平民も名字を名乗るようになった」という一般通念を突き崩す議論です。著者によるならば江戸時代には確かに庶民は名字を公称することを許されていなかったが、実際には集落の中での個人の位置づけを明示するために「田中(村落で中心的な役割を果たす有力な家)」と名乗ったり、あるいはその土地を支配した領主が村落内の被支配者との紐帯を強めるために自らの名字を農民に与えたりといったことが頻繁に起こっていました。
すでに室町時代には、多くの農民が名字を持っていたと考えられます。それは日本での「家」というシステムにきわめて適合的な仕組みであったからだと推測されています。
示唆に富んだ本である一方で、日本中に分布するありふれた名字、珍しい名字、奇妙な名字のルーツを説明しているという点では時折パラパラめくってみるだけでも楽しい本であると思います。
本書の指摘で興味深いのは、「江戸時代までは名字をもっていたのは貴族や武士だけで庶民は名字をもっていなかった」「明治時代になってから平民も名字を名乗るようになった」という一般通念を突き崩す議論です。著者によるならば江戸時代には確かに庶民は名字を公称することを許されていなかったが、実際には集落の中での個人の位置づけを明示するために「田中(村落で中心的な役割を果たす有力な家)」と名乗ったり、あるいはその土地を支配した領主が村落内の被支配者との紐帯を強めるために自らの名字を農民に与えたりといったことが頻繁に起こっていました。
すでに室町時代には、多くの農民が名字を持っていたと考えられます。それは日本での「家」というシステムにきわめて適合的な仕組みであったからだと推測されています。
示唆に富んだ本である一方で、日本中に分布するありふれた名字、珍しい名字、奇妙な名字のルーツを説明しているという点では時折パラパラめくってみるだけでも楽しい本であると思います。
2004年6月20日に日本でレビュー済み
日本人の名字を、中世武士団とのかかわりを中心に論じる。ほかに貴族の家や農村から生じた名字についても解説する。
(源平藤橘などの姓ではなく)名字は、鎌倉時代の関東の武士団が土地への権利を主張するために用いたものに始まり、彼らの移住に伴って全国に広まり、あるいは新たに作られたという。その後(明治初期まで)の社会構造の変化と名字のあり方も論じている。
藤原秀郷から近江源氏、信長、家康にいたる家系詐称も紹介している。研究者でない一般人には、歴史の暴露話のようで面白い(悪趣味?)。
最後に、お寺などから先祖を辿るための方法が述べられている。室町期以降あいまいになった名字の性格を整理しようとした好著である。
(源平藤橘などの姓ではなく)名字は、鎌倉時代の関東の武士団が土地への権利を主張するために用いたものに始まり、彼らの移住に伴って全国に広まり、あるいは新たに作られたという。その後(明治初期まで)の社会構造の変化と名字のあり方も論じている。
藤原秀郷から近江源氏、信長、家康にいたる家系詐称も紹介している。研究者でない一般人には、歴史の暴露話のようで面白い(悪趣味?)。
最後に、お寺などから先祖を辿るための方法が述べられている。室町期以降あいまいになった名字の性格を整理しようとした好著である。